4 つの柱の解説・柱 A・A-4
公庫と制度融資、どちらから当たるか
一文
開業の資金を借りる道は、日本政策金融公庫(以下「公庫」)と、自治体・信用保証協会・金融機関が組む制度融資の 2 つが柱です。段階ごとに使える制度が違うので、2 つを段階で並べて組み合わせ方を整理します。
公式に書かれていること
公庫(新規開業・スタートアップ支援資金)
- 開業前から開業後おおむね 7 年以内が対象。限度 7,200 万円、返済は設備 20 年・運転 10 年以内(据置 5 年以内)(公庫 制度の頁)
- 自己資金の割合は制度の条件に無く、Q&A は「自己資金は重要な要素のひとつだが、それ以上に創業計画全体」と答えている(公庫 創業 Q&A)
- 税務申告 2 期未満は原則無担保・無保証人で、利率が 0.65% 下がる(公庫 創業融資のご案内)
- 審査の目安は「平均的には 3 週間程度」(公庫 創業 Q&A)
- 金利は固定。2026-10-01 現在の基準利率は無担保・2 期未満で 3.85〜5.45%。借りる日の金利とは違いうると公庫自身が注記している(公庫 金利情報)
制度融資
- 自治体が金利の上限を決めて保証料の一部を補助し、保証協会の保証を付けて金融機関が貸す(東京信用保証協会の頁)
- 東京都の「創業」は限度 3,500 万円、7 年以内の固定金利 2.45% 以内(責任共有の対象外)、保証料の 3 分の 2 を都が補助(都創業融資・2026-04-01 更新)
- 渋谷区の創業支援資金は年 1.7% 以内のうち区が 1.6% を利子補給し、本人負担 0.1% 以内。あっせん書の発行まで約 1 か月(渋谷区)
フェーズ × 融資機関の選択
| フェーズ | 公庫 | 保証協会つき(制度融資を含む) |
|---|---|---|
| 開業前 | 新規開業・スタートアップ支援資金/生活衛生新企業育成資金(飲食・理美容) | 創業の 3 つの保証(合算 3,500 万円)/自治体の創業資金と利子補給 |
| 1 期目 | 同上(2 期未満の優遇つき) | 創業資金/小口零細企業保証 |
| 2〜3 期目 | 新規開業(7 年以内)/経営者保証免除特例/資本性ローン | 創業の保証・創業資金(創業 5 年未満まで)/制度融資の一般向けのメニュー(東京都なら一般事業融資)/経営者保証を付けない保証 |
| 多店舗 | 企業活力強化資金など | 一般保証の枠 2 億 8,000 万円 |
制度の名前と金額は 2026-10-15 に公式の資料で確かめました。どの段階に置くかは REDISH の整理です。置いた段階より後でも使える制度がある。
通説
- 「公庫と制度融資は同時に申し込む(協調)のが定番」— よく使われるとされるが、割合の公的な統計は無い
- 「自己資金は借入額の 1/3〜1/2」— 公式の基準ではない。割合を条件に書く例は大阪府の開業資金(開業前などは総額の 1/10 以上)
自分の店に当てる
融資診断の入口の 3 問(所在地・業種・フェーズ)に答えると、候補の一覧にフェーズに合う札が並びます。返済の比較では、同じ借入額で制度ごとの月の返済・保証料・利子補給の後の負担が並びます。東京都の「創業」なら、創業関連保証料率 0.35〜0.60% の 3 分の 2 を都が持つので、本人の保証料は年 0.12〜0.20% ほどの計算です(式: 0.35〜0.60% × 1/3)。公庫は自己資金の割合の条件が無く審査の目安が 3 週間程度なので、開業日が迫るときに先に動かす道になります。順番の地図では、区のあっせん(約 1 か月)と公庫を開業予定日から逆算して並べます。
準備すること
- 面談の前に:
- 出店地を決める。公庫は出店地を決めてからの申込を求め、制度融資は自治体の区域での事業が条件
- 設備資金の見積書を集める(公庫の必要書類)
- 出店地の区市町村に利子補給・あっせんがあるかを確かめる
- 次にやること(1 つ): 融資診断の入口の 3 問に答え、フェーズに合う制度を候補の一覧で見る
- この先の入口: 融資診断(入口の 3 問・候補の一覧・返済の比較・順番の地図)/相談先を選ぶ/新着の知らせに登録する
出典・確認日
出典: 公庫 新規開業・スタートアップ支援資金、公庫 創業融資のご案内、公庫 創業 Q&A、公庫 金利情報、東京信用保証協会 都創業融資、渋谷区 中小企業融資、全信保連 創業をお考えの方、大阪府 開業・スタートアップ応援資金・確かめた日
AI が公的な資料から作成し、人の確認の前です。申請や借入の前に、必ず出典の公式の資料で確かめてください